介護士VS看護師

介護士VS看護師

2015/12/07

社会人での転身は可能か
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介護士とは

看護師に比べると、介護の仕事は実際に経験のある人でなければイメージしにくいところもあるかもしれません。そこでまず、介護士というものについて簡単にご説明いたします。介護士とは、老人ホームをはじめとする介護施設で高齢者をサポートする仕事です。サポートとは、日常生活全般のことを指し、利用者の生活全般のお世話をします。
また、単にお世話をすれば良いというわけではなく、利用者がその人らしく、毎日を活き活きと過ごせるように考えながらサポートをしていくことが肝要になります。自分の工夫や頑張りによって感謝されることもあり、そういった喜びややりがいが介護士における大きな魅力と言えます。

介護の具体的な業務内容

介護の仕事内容は、利用者の日常生活全般のサポートというだけあってかなり多岐に渡ります。朝から起床・着替えの手伝いから、食事、おむつ交換、入浴などまさに分刻みのスケジュールをこなさなければならないので、必然的に多忙になります。また勤務する施設によっての違いもあり、例えば特別養護老人ホームのような施設では24時間体制でのサポートが必要なので交代制での勤務となることもあり、慣れるまでは大変なことも多いでしょう。
また、利用者一人ひとりの病気や障害なども考慮した上で、適した補助を行う必要がありますので、均一に同じことをしていれば良いわけではありません。他にも書道やちぎり絵などの趣味活動、体操や運動メニューのサポート、見守りなど利用者の生活を豊かにしてあげることも大切な業務の一環となります。

介護士での代表的な仕事

介護士での代表的な仕事について記述していきます。まず入浴介助ですが、利用者の体質や体調を考慮し、温度には非常に気を使います。水温だけではなく、着替えなどの段階からも温度についてはかなりシビアにチェックを行います。滑りやすいので転倒の事故にも細心の注意を払います。排泄解除も細やかな気配りが必要な業務です。排泄をしたくなる回数やタイミングは人によって違いがあるためです。食事介助においては噛む力や飲み込む力も弱っている人が多いので、気をつけなければなりません。その人に合った食事メニューを考える必要があります。そういった日常生活のサポートだけではなく、レクリエーションといった集団での催しを行い、利用者に楽しんでもらうことも介護の仕事では重要なことです。娯楽を通して利用者との距離を縮めて親しくなれるというメリットもあります。