2015/12/07
社会人での転身は可能か介護士から看護師への転身を検討している人は、そのための方法についても調べていることかと思います。ご存知の方も多いかと思いますが、介護職のキャリアを持つ人であっても看護師を目指す場合には専門学校に3年通い、受験をする必要があります。それならば介護の仕事で培ってきたものは無駄になるのかと心配になってしまう人もいるでしょう。
確かに、介護の経験があることがそのまま看護師の資格に繋がっていくわけではありません。しかし、いざ看護師として働き始めたとき介護での経験が活きる場面が多々あります。もちろん、介護士と看護師とでは大きく仕事内容に異なる点がありますが、どちらの仕事も知っている人は、それだけで職場で重宝される存在となります。介護士として働く人と、看護師として働く人との橋渡し役になれるからです。
ただ、看護師を目指すということは専門学校に通う必要がありますから費用の部分がネックになります。そこで、できるだけお金をかけずに看護師資格を取得する方法についてご紹介いたします。その最初の方法として奨学金を取得することを検討してみてください。看護学生は一般の大学生や専門学生よりも大きな額の奨学金を受けることができます。また、都道府県が出してくれる奨学金や、シングルマザーの学費の一部を免除するという自治体もありますし、病院自体も看護学生や在職中の職員を支援する奨学金制度を設けているところもありますので、ずは奨学金についてよく調べてみてください。
徳洲会では、看護学生さんはもちろん、認定看護師取得のための進学など、職員を対象とした奨学金制度もあります。
徳洲会グループからの引用
他には准看護師として働くという選択肢もあります。准看護師の場合、専門学校に通う期間が2年で済むため、その分時間とお金を節約できます。特に病院が経営している学校の場合、午前は看護助手として働き、午後は授業を受けるという効率的な方法が取れますからぜひ検討してみてください。この方法ならば働きながら学校に通うことができます。
上記のように現在、介護士として働いている人でも看護師を目指すことは十分に可能です。介護の仕事もやりがいに溢れたものです。しかし、5年後、10年後など先のことを考えたとき、看護師の資格を持っていて損はありません。どうしてもある程度時間はかかってしまいますが、将来のことを考え、できるだけ早い時期に看護師の資格取得を目指したほうが良いでしょう。